ハンセン病の原因
ハンセン病の原因はらい菌の感染である。ノルウェーのアルマウェル・ハンセン (Gerhard Henrik Armauer Hansen)によってハンセン病の原因菌がらい菌であることが証明された。
らい菌は、霊長類(マンガベイマンキー)とココノオビアルマジロのみに感染する。アルマジロは正常体温が30~35度と低体温であり、らい菌に対し極めて高い感受性があるとされている。
ハンセン病の研究にはココノオビアルマジロが用いられてきた。しかし、現在では突然変異により胸腺を欠き、免疫機能不全に陥っているヌードマウスでも感染・発症することが明らかになったため、研究は主にマウスで行われるようになった。
感染源
感染源は、菌を大量に排出するハンセン病患者(特に多菌型、LL型)である。ただし、ハンセン病治療薬の1つであるリファンピシンで治療されている患者は感染源にはならない。
昆虫、特に蝿にらい菌が感染して、ヒトへのベクター感染するルートもあるため、昆虫も感染源になるという報告がある。ゴキブリによる結核菌の移動実験により証明された。しかし、現在では否定的な意見も多い。
その他、ルイジアナ、アーカンソー、ミシシッピ、テキサスの低地のココノオビアルマジロかららい菌が検出されており、アルマジロから人間に感染するルートの検討や、自然界、特に川などにらい菌が存在し経鼻感染にて感染する>ルート
感染経路
感染は、未治療のらい菌保有者(特に菌を大量に排出する多菌型、LL型患者)の鼻汁や組織浸出液が感染源となり、経鼻・経気道的におこるというルートが主流となっている。ヌードマウスに菌のスプレーを与えた動物実験により確認された。別名、飛沫感染(droplet infection)ともいう。
また、経鼻・経気道感染とは別に接触感染のルートも存在する。傷のある皮膚(abraded skin)経由説と呼ばれ、刺青部や外傷部に癩の病巣ができる例より証明されている。1884年にアーニング(Dr.Eduard Arning,細菌学者ナイセルDr.Albert Neisserの弟子)が、ハワイ王国でキーヌー(Keanu)という死刑囚に癩腫を右前腕に移植するという人体実験の成功でも証明された。
その他、昆虫からのベクター感染のルートの検討もあるが、否定的な意見も多く証明されていない。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
らい菌についてとても勉強になり、大変興味を持つことができました。